川の水位、カメラなど防災情報の確認方法

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国土交通省が気象、水害、土砂災害に関するリアルタイムな情報発信として「川の防災情報」を提供している。
PC用のほか、スマホ用にサイトが提供されている。
ただしPC用はスマホに最適化されていないページもあるので、スマホは出来ればスマホ用でといいたいけどスマホではリンクされていないのもあるので、まずはPC用スマホ用と両方確認してみるといい。

●リンク
国土交通省 川の防災情報
PC用(https://www.river.go.jp/portal/)
スマホ用(https://www.river.go.jp/s/xmn0105010/)

この記事で紹介する「川の水位情報」は上記のスマホ用からは直接いけないので、あわせてリンクを記載しておく。(スマホで閲覧時はスマホ用に最適化)
川の水位情報(https://k.river.go.jp/)


「川の防災情報」で提供されているのは下記の情報になっている。
◆雨の降っている地域
◆気象警報・注意報(気象庁ホームページへのリンク)
◆河川カメラ(→全国のカメラ)
◆川の水位情報(危機管理型水位計運用協議会の運用ホームページ)
◆浸水の危険が高まっている河川
◆降水予報の発表地域
◆降水貯留操作を実施しているダムがある地域
◆洪水警報の危険度分布(気象庁ホームページへのリンク)
◆土砂災害危険度分布(気象庁ホームページへのリンク)
◆水害リスクライン
◆避難情報
◆被害情報

■例えば「河川カメラ(→全国のカメラ)」を見てるとする。
先日の台風19号で決壊した千曲川にも河川カメラは設置されている。
そのうちカメラのうち犀川と千曲川の合流点である落合橋を見たのが下のカメラ画像になる。(2019/10/20 17:02撮影画像)
画像はカメラごとに異なるが一定間隔で撮影され更新される。

河川カメラは全国に設置されているけど、すべては河川に潤沢に配置されているわけではなく、また中には調整中のものもある。
しかし台風や豪雨の際は、居住地区に影響のある河川があるなら随時確認しておくのも備えになる。
あきらかに増水しているなら、避難の検討の助けにもなるはずである。

なお浸水想定区域の情報も見ることができるけど、見にくいので別のサイトで確認したほうがいい。
そのサイトは今後、紹介できればと思うけど、例えば同じく国土交通省が提供している以下のサイトが参考になる。
国土交通省ハザードマップポータルサイト(http://disaportal.gsi.go.jp/)

■続いて「川の水位情報」を見てみる。
地図で河川にある観測点の水位が平常水位、観測開始水位超過、危険水位超過、氾濫開始水位超過を凡例アイコンから確認することができる。

凡例アイコンからは詳細な水位をグラフで見ることができる。
下の画像は氾濫開始水位超過(グレーのゾーン)に達している状態になる。

また川の断面図、観測開始、危険水位、氾濫水位のラインを見ることができる。
居住区の河川情報は把握しておくほうがいい。

なお水位の基準は次のようになる。
・平常水位について
観測開始水位に達するまで、10分間隔以内で更新される。

・観測監視水位について
観測開始の基準ラインを上回った場合、水位観測モードになる。
今後の水位に注意しなければならない状態。
大河川は10分、中小河川は5分、水位が急激に上昇する河川は2分間隔で観測および計測データの送信がされる。

・危険水位について
特定の高さを超えた水位になった状態。河川からの避難勧告が出される。

・氾濫開始水位超過について
河川の氾濫が始まった状態。一刻も早く河川から避難しなければ危険。

なお「川の水位情報」はスマホ用に最適化されているので下記のようにスマホで確認することができる。

ここで載せていないサイト内の使い方、解説はサイトを直接確認してもらえればと思う。
また他にも沢山の情報提供されているものがあるけど、まずは台風15号以降続いている河川の危険な状態に備えるための助けになればと思う。

最後に国土交通省が提供する情報について、サイトにも注意書きがあるけど、無人観測所から送られてくるデータを観測後直ちにされているので、機器トラブル等で異常値がそのまま表示されることもある。
なので、他の水位情報や気象情報など多角的に確認して判断の参考としてもらえればと思う。

次の台風で被害がさらに拡大しないことを願うばかりです。

 出典:国土交通省 川の防災情報ホームページ(https://www.river.go.jp/)
出典:危機管理型水位計運用協議会(http://www.river.or.jp/)